ドライアイスの用途

炭酸ガスの形には炭酸ガス(気体)、液化炭酸ガス(液体)、ドライアイス(固体)の3つがありますが、そのうち皆さんが最も目に触れることが多いのはドライアイスです。では実際どういったところで使われているのか、身近な例を紹介していきましょう。

輸送と保管

ドライアイスの用途の大半は冷凍食品関連の低温輸送用です。企業向けには店舗への輸送や冷凍保管、個人向けの通販やテイクアウト等、広く利用されています。




ミニナゲット

ミニナゲットはチョーク状で、ドライアイスを砕く手間が省けます。また、表面積が大きく急速冷却が可能です。冷菓の配送やテイクアウトに便利です。




スノーホーン

液化炭酸ガスからスノードライアイスを製造する装置です。ワイン用のブドウ果汁の搾汁やソーセージ等の加工食品を製造する際に発生する熱の冷却に幅広くご使用頂けます。




演出

舞台やテレビ番組では、ドライアイスが霧・煙・湯気等の代りとして使われ、魅力的な演出をお手伝いしています。




ブラスト洗浄

直径3mmの小さなミニナゲットやスノードライアイスを汚れにぶつけ、洗浄するシステムです。油脂や塗料、サビ等の除去が可能です。(詳しくはこちら)




バリ取り

ゴムやプラスチック成型品の製造時にできるバリを除去する際、バリ取り器の中にドライアイスを入れ、ゴムやプラスチックの低温脆性を利用してバリを取ります。




金属の冷やし嵌め

金属の冷却による収縮を利用して、ブッシュ、ベアリングの嵌め込みを行います。焼き嵌めに比較して金属の材質に高熱の悪影響を与えることがなく、安全な作業を実施できます。




医療・セレモニー

医薬品・検体の輸送や、イボの除去手術でもドライアイスが利用されています。
他に、葬儀までのご遺体保管にもご使用頂いております。